徳島県隊友会 会長 高木 謙至
コロナ禍を乗り越え、新たな日常を取り戻しつつある今日この頃です。
このたび、岡田前会長の後任として徳島県隊友会の会長に就任しました。職責の重さに身の引き締まる思いです。微力ではありますが、誠心誠意務めを果たす所存であります。
さて、徳島県隊友会は全国組織である隊友会の一つとして発足し、60年を超えて活動しています。その間に隊友会は公益社団法人に移行し、徳島県隊友会の活動もその一環として位置づけられております。
隊友会の目的は、「国民と自衛隊とのかけ橋」として、相互の理解を深めるとともに、防衛意識の普及高揚に努め、国の防衛及び防災施策、慰霊顕彰事業並びに地域社会の健全な発展に貢献することであります。そして、徳島県隊友会の活動の主体は、徳島県内所在の各部隊、地方協力本部及び予備自衛官等の応援活動並びに殉職隊員に対する慰霊活動であります。また、徳島県内の各自治体が実施する防災訓練等への協力・支援活動を行うとともに、会員相互の親睦・互助活動を実施しております。そして、約400名の会員及び地元国会議員をはじめとする特別会員の皆様と共に関係団体の皆様と連携し、徳島県に即した活動を推進していく所存であります。
私たち徳島県に居住する者にとって、大きな関心事の一つに今後30年以内に発生する確率が70~80%といわれる南海トラフ地震(M8~M9クラス)への対応があり、喫緊の課題といえます。今後とも、防災訓練等の重要性は増していくものと考えます。そして、このような活動を通して真の意味での「徳島県民と自衛隊とのかけ橋」となることを目指して努力してまいります。
最後になりますが、厳しい環境の下、国内外で諸活動、訓練に励んでおられる自衛隊員のご活躍を祈念するとともに、各支部の活動に真摯に取り組まれておられる会員の皆様のご健勝を祈念申し上げます。